漢字で書くと「越光」!?コシヒカリの豆知識や通販を利用するときのポイントをご紹介

こちらのサイトは、コシヒカリの豆知識や通販を利用して買い物するときのポイントなど初心者にもわかりやすく解説しています。
豆知識の中には、このお米の品種の特徴や漢字で書いたときには越光になるなど雑学も含まれます。
これらの情報は知っておくと役立つものですし、通販を利用して買い物するときは精米したての商品を選ぶのがおすすめであること、全国各地で栽培されているけれども本家がどのような地域になるのか幅広くご紹介することにしましょう。

漢字で書くと「越光」!?コシヒカリの豆知識や通販を利用するときのポイントをご紹介

コシヒカリがお米の中でも定番になっていることをご存じの人は多いかと思われますが、コシヒカリの名前の由来となったとき知らない人も多いのではないでしょうか。
漢字で書くと越光になるのですが、これは越後の国で光り輝くなどの意味および願いを込めて名付けられたといいます。
現代では、他の品種とかけあわせて有名なあきたこまちやひとめぼれ、そしてヒノヒカリなどのブランドが登場しているわけですが、これらは全てコシヒカリが原形になっているブランド米です。

コシヒカリは「後の国に光り輝く」などの意味がある

お米の王様とも言われるコシヒカリは、新潟県だけでなく北海道や沖縄県を除いて全国で作られている品種でもあります。
粘り気と旨味があるのが特徴であり、現在ではアメリカ合衆国のカリフォルニア州でも栽培が行われています。
大変有名なコシヒカリは、もともと農林1号と22号を掛け合わせて作られた品種です。
福井県が発祥なのですが、どうしても病気に弱くさらに倒伏してしまうことから、新潟県で栽培されるようになり、推奨品種に指定されました。
その後改良を重ね農林100号として世に出ています。
農林100号という名前でも良かったのですが、その当時カタカナ5文字が美しい日本語であるという命名のルールがあったためそのルールにのっとってコシヒカリと名付けられました。
漢字では越光と記し越の国に光り輝く品種になることを期待してつけられました。
今では全国的に栽培されていますが、コシヒカリには北陸もしくは後の国に光り輝くなどの意味があります。

コシヒカリの主な産地は新潟県の魚沼が有名

コシヒカリと聞くと新潟県と答える人が多く、新潟県はコシヒカリの有名な産地として知られています。
コシヒカリは大変歴史のあるお米であり、昭和19年新潟で2つのお米を掛け合わせて育成されました。
そのころの新潟米は鳥またぎ米と言われるほどの評価であり、昭和30年代まで全国的にも評価が低かったのですが、その当時の県知事が日本一うまいコメを作ることを指示し、徐々に作付面積もふやしていった経緯があります。
特に南魚沼地域は農家自体がコシヒカリの栽培に力を入れています。
この地域は雪が大変多いのですが、寒暖差が大きいことから稲がじっくり熟成されており、お米の中に旨味が詰まった状態になるのが特徴です。
また降り積もった雪が春になると溶け、その雪解け水が田んぼに供給されるのでミネラルを多く含んだ水で栽培されており、大変品質が良いです。
もっちりとした食感、旨味のある後味が特徴であり、魚沼の自然を生かしたお米は大変高い評価を得ています。

米の品種は260種類ほどあるけれどコシヒカリの栽培面積は最も多い

コシヒカリはお米の中でも代表的なブランド、誰もが一度は目にしたり耳にしていると考えられますし日本の主食はお米なので毎日食べている人も多いブランドといっても過言ではないわけです。
現在、日本の中で作付けされているおコメの品種は260種類あるといいますが、その中でもコシヒカリの栽培面積は最も多く平成26年度時点では全体量の約36.4%を占めます。
主な生産地は新潟県の魚沼が有名ではあるけれども、北は山形県(北海道や青森県は生産していません)、南は九州(沖縄県も栽培されていません)まで、全国的に栽培されていることが分かるのではないでしょうか。
なお、コシヒカリは全国各地で栽培されているお米になるのですが、これは東日本と西日本ではそれぞれ栽培された品種を先祖に持っているため各地で栽培ができるメリットへと繋げているわけです。
ちなみに、コシヒカリの先祖は大正から昭和初期にかけて東日本で最も美味しいとされた陸羽132号、同時期に西日本で最も美味しいとされた朝日、2つの品種をかけ合わせて誕生したものです。

コシヒカリ農家直送の通販サイトとは?

コシヒカリを購入するために通販サイトを利用しようと考えている人もいるのではないでしょうか。
そのような場合には農家直送のお店を利用するのも良いかも知れません。
お米の通販サイトには、卸売り業者が運営しているものと農家が運営しているものがあります。
一般的に農家直送のものは、その農家が栽培しているものを取り扱っているのが特徴です。
そのためコシヒカリの生産者の顔が分かり、身近に感じることが出来るというメリットがあります。
またこだわりの栽培方法で作られているお米を購入することが出来る場合も多いです。
あまり大量に一般のお店に流通しないような産地のお米も手に入れることが可能なのが、農家から直送しているお店の特徴でもあります。
ショップによっては注文した日に精米したものを届けてくれるような、鮮度にこだわったサービスを提供していることもあります。
新鮮なコシヒカリを手に入れることができ、自宅で美味しくいただくことができるでしょう。

新潟や山形の内陸部・長野の東信地方などで生産されるコシヒカリは特Aランク

日本人の主食といえば、古来よりコメとなっています。
アメリカやイギリスなどでは小麦が主食ですが、これらを栽培できる環境が日本にはないため、必然的にコメとなったといえるでしょう。
今では全国の至る所で栽培をなされており、毎年100パーセントの割合で自給自足を実現されています。
米どころというと越前や北日本をイメージされることでしょう。
コシヒカリが王様的な存在で、特Aランクのものは地域の特産品にも認定をされています。
なお長野県や東信地方でもコシヒカリの栽培は盛んで、地元の農協では品種改良を実施して特Aランクのコシヒカリの開発を実現させました。
簡単にその概要を見ていくと、飯山市内の2件の米農家が生産を実施されています。
コシヒカリだけでなくササニシキも配合をしているのがポイントで、名称も2つからとられています。
特Aになるため1キロ当たりの販売価格は若干お高いですが、真珠のようなきらめく艶を備えているのが魅力です。

あきたこまちやひとめぼれはコシヒカリの美味しさを活かした新しい品種

コシヒカリは全国で生産(北海道・青森・沖縄は除く)されているお米でもあり、全国的に有名です。
しかも、栽培面積は非常に多くて平成26年度におけるお米の品種ごとの割合は全体に36.4%になるなどその割合が大きいことが分かるのではないでしょうか。
コシヒカリは、東日本と西日本にそれぞれ先祖となるお米が存在していて、大正時代から昭和にかけてそれぞれの地域で最も美味しいといわれていた陸羽132号(東日本)と朝日(西日本)の2つを掛け合わせ生産されたものです。
東北や北陸地方は米処になる地域ですが、このような地域はもちろん比較的温暖な気候の四国や九州などでも栽培ができるなどからも全国各地で生産されている有名ブランドです。
最近は様々な品種と掛け合わせて色々なお米が誕生していますが、ひとめぼれやひとめぼれ、そしてヒノヒカリなども他の種類のお米とコシヒカリから誕生したものであり、コシヒカリの美味しさを活かしたなどの特徴もあります。

コシヒカリBLとは?コシヒカリとは味が異なる?

コシヒカリはお米の王様とも言われるほど大変有名であり、多くの人が食しているお米でもあります。
このコシヒカリにはBLとそうでないものがあり、この2つは区別されることなく市場で販売されています。
BLは同じ系統の品種であるものの、全くの別物です。
もともとコシヒカリはいもち病に弱い特徴があり、この弱点をカバーするために開発されました。
遺伝子は異なるので厳密には異なる品種に分類されています。
全国で販売されているものはすべていもち病に強いタイプのものであり、昔ながらのものはほぼほぼ販売されていません。
味や品質に関しては本来のものと同等であることが、日本穀物検定協会が実施しているお米の食味ランキングなどで評価されています。
ですが本来のコシヒカリの方がお米の甘味が若干強く、食感も良いと言われています。
特にお米が冷えた時に違いを感じやすく、おにぎりやお弁当にした際にわかります。
冷えた状態の時においしいと感じる場合は本来のものの可能性が高いです。

アミロースとアミノペクチンのバランスの良さがコシヒカリの美味しさの秘密

日本国内では、様々な品種のお米が栽培されていますが、数ある品種の中で最も生産量が多いのがコシヒカリです。
北海道や沖縄などの一部の地域を除いて全国各地で栽培されていますが、その最大の魅力は美味しさです。
お米の味は、含まれるアミロース・アミノペクチン・タンパク質によって決まるのですが、特にでんぷんの一種であるアミロースとアミノペクチンのバランスが重要とされています。
お米は、含まれるアミロースが多くなると粘りや甘さが控えめになり、アミノペクチンが多くなると粘りと甘さが強くなるという特徴があります。
コシヒカリは、アミロースとタンパク質が少なく、アミノペクチンが多いため、程よい粘りと甘さがあります。
日本人は、粘りと甘みが強いお米を好む傾向があるため、コシヒカリは多くの日本人が美味しいと感じやすい品種だと言われています。
なお、アミロースは冷めると固くなるという性質があるため、コシヒカリは冷めても固くなりにくく、風味が落ちないという特徴もあります。

昭和19年に新潟県農業試験場で行われた交配がコシヒカリの始まり

コシヒカリの誕生は、昭和19年、戦時下の混乱のさなかにまでさかのぼります。
当時のお米には、美味しさより収量が求められていました。
新潟県などの北陸地方では、湿田地帯向きの早生で収穫量が多く良質な品種である農林1号が主力でしたが、いもち病に弱く倒れやすいという欠点がありました。
そこでいもち病への耐性が強い農林22号と交配を行うことにしたのです。
新潟県農業試験場は当時、農林省から水稲の新品種を育成する試験地に指定されていました。
しかしこれはまだ雑種で欠点も多かった為、福井県農事改良実験所で品種改良が繰り返されることになります。
そうして昭和31年に新潟県と千葉県の奨励品種に選定登録され、新品種「コシヒカリ」が誕生しました。
カタカナ5文字以内という命名ルールがあったので、コシ=交配した新潟(越後)と育種した福井(越前)に共通する「越」、ヒカリ=収穫前の穂の色が美しく光り輝く様からコシヒカリと名付けられました。
平成16年には、全国の水田のおよそ35%で栽培されるまでになりました。